_blank / me

もーう うれしかったですね バッチリでましたよ これがスルッとでるからですねー カレンダーに丸をつけるんです うれしいからでたよーって

カテゴリ: 読書感想文

 この本、『Boon EXTRA Tシャツ OR スウェット?』。17年も前のムックですけども。ここでフィーチャーされてるいしだ壱成氏(Boonの常連でした)、彼の選ぶ古着のセンスが素晴らしいと当時から思っております。
ts

ii001

ii002
 七分そでって、何も考えなくてイイ気軽さがあるんだよね。どこでも一枚になれちゃうみたいな。バンド系のものが出たら、とにかく買う。昔って、いろいろ作られてたじゃない? メンバーの顔がプリントしてあったり、単純にグループ名だけ書いてあったり。あとツアー会場になっった地名がズラズラと書かれたりして。絵柄はヘビメタ系のハデハデ系じゃなくて、できるだけシンプルなほうがいい。気に入って、よく着るのはジェファーソン&スターシップのプリントTだね。
 とにかく、お気に入りのヤツはずっと着ちゃう。ほんと、着まくり状態、だから、ダメになるのもエラい早い(笑)。サイクルは2~3ヶ月ぐらいだね。で、買い足していくと。
 かなり難しいんだよね、シルエットがカッコいいヤツを探しだすのは。七分そでの場合。下北沢や原宿あたりを回るんだけど、ピンとくるのって、ごくわずか。それでも、面白いプリントが多いのは、やっぱり七分そでだよね。

ii003

ii004

ii005
 前は、スウェットってほとんど着なかった。今も頻繁に着るほうではない。どっちかというと、ロケとかパラグライダーやるときに防寒着として着ることが多いね。実用面を考えちゃう。初めて買ったのは、4年ぐらい前で、フーデッドパーカ。とにかくその手のヤツばっかり集めてた。どんなウエアでも、フード付きが好き。なんか、それがプラスアルファの要素になってて。飾りって感じでね。でも、最近は、すっかりどこかにやっちゃったな。
 ダボダボとしたサイズはまず買わない。それはTシャツでもそう。なんかシマリがないし、シロウトくさくて(笑)。それ小さすぎんじゃないのって突っ込まれる一歩手前のサイズを選んでる。ジャストか小さめが基本だね。それでTシャツをすそからはみ出させるというスタイルが好きだな。色なら紺が一番。まとまりがあるし、あらって乾燥機かけた後のくすんだ感じがいい。風合いがよく出るんだよね、この色は。白はまず買わないな。
 感触に対してもけっこう選ぶほうだね。カタめでゴワゴワしてるのがいい。着たときに、こうミシミシバリバリッとくるみたいな(笑)。スウェット着てるぞって感じるぐらいの肉厚なヤツを買うね。

ii006

ii007
 Tシャツでもスウェットでも、これが出たら絶対買うぞって奴は、スターウォーズ。あと、スピルバーグ監督作品。E.T.とか、グレムリンのギズモとかね。 この辺は、バンドTよりも弱いかもしれない(笑)。とにかくSF映画のモノは、すごく欲しいんだよね。かなり探し回ってんだけど、出ないよなぁ、めった に。ただし、スターウォーズでも、フォトプリントあるでしょ? あれはダメなんだなー(笑)。なんでかっていうと、オレ、ガンガン着ちゃうからね。ああい うのって一回洗うと、もうオシャカでしょう。だからなんだ。イラストだったら、洗ってハゲ落ちたとしても、アジで済むからいい。でも、そうなると益々見つ かる確率は低くなっちゃうんだよなぁ。
 古着のジーンズやスウェットを着出したのは、わりと最近だけど、Tシャツだけは16~17歳のころから、買ってた。最初はバンド仲間から貰ったのがきっかけ。で、段々と自分で買いに行くようになった。古着のTシャツってさ、どこそこのブランドのヤツとかって全然関係ないでしょ? 気に入って買ったヤツが一番の宝物になるし、一番価値がある。とにかくブランドネームが先にくるもんじゃないところに、カッコ良さがある。で、値段が安いみたいな(笑)。見た目勝負の世界だもんね。
 色使いはね、2つ~3つぐらいま(↓次ページヘ)
ii008
(前ページから)でが一番。ゴチャゴチャしてるのは好きじゃない。割とシンプルなのばっかりだね、昔から。口にこそ出さないけど「オッ、いい感じだな」と思わせるような古着Tシャツって、大抵そのぐらいの配色でしょ。
 今、狙ってるのは、英語じゃないレターをプリントしたもの。中国語とか、アラビア語とか。ロシア語とか入ってたりしたら、サイコー(笑)。まぁ、古着じゃ、まず出ないかもね。あと、航空会社のノベルティー。ロシアで思い出したけど、アエロフロートの古着Tが出たら、絶対買う。
ii009

ii010

 P32で披露している、ラングラーの11MJZに朝鮮戦争時代の刺しゅう入りスーベニアJKTを重ね着する組み合わせの妙は是非とも見習いたいと思いつつ、「防寒性を高める」とかいう理由でスカジャン×ジージャンの重ね着もやってなと今思い出して、あれはBoon本誌内だったような、いしだ壱成じゃなくて別の企画だったかなー、うーん思い出せない。Boonはもう手元に無いし確かめようがないしなあ。

 <天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々>をやっと読み終えた。寝る前にちょろっとずつ読んだり、他の本読んだりで、だいぶ時間かかった。

 天才と呼ばれる人たちの生活習慣を分類すると、
  ・朝早起き派と昼まで寝る派に分かれる。意外と早起き派が多い
  ・脳みそ回転させたいときはカフェイン派とアルコール派に分かれる
  ・カフェイン派は、コーヒー派と紅茶派とアンフェタミン派(カフェインじゃないけど)に分かれる
  ・長時間仕事し続けられる派と短時間集中派に分かれる
  ・短時間集中派は散歩がめっちゃ好き(前世紀までは軽い運動=散歩だったんだろうか)
な感じになる。

 もっとぶっ飛んだ破天荒な生活を送った人ばかりかと思ったら意外とフツーの自営業者な毎日であって、結局天才とて超能力を使えるわけでなく、生み出される結果は日々継続する努力の賜物なので、作家でも画家でも作曲家でも、とにかく机の前、カンバスの前、楽器の前に向かうことが大事であると心に深く刻んだ次第です(自戒の念)。

 最近ちょっと本を買いすぎだ。今日も、仕事帰りに本屋で<Spectator Vol.33『クリエイティブ文章術』>を確保。もしかしたらもう手に入らないかと思ってしまうとついつい財布の紐が緩む。


 昨日もアマゾンから<宇宙飛行士が教える地球の歩き方>が届いた。マケプレで安くなってるとついついつい財布の紐が緩む。でも、この本、語り口があんまり好きじゃないかもなあ。その辺がネット通販の難しさ。
(そういえば昨日はダイソーで100円文庫シリーズが運良くあったので<羅生門>・<坊っちゃん>、<歌よみに与ふる書>を捕獲。<人間失格>だけなかった。あれはレア度高そう。)


 さらに今日もアマゾンから<ヒップホップ家系図>のVol.1とVol.2が届いた。どう考えても買い過ぎである。
 
 ところで、このヒップホップ家系図、書影だけ見るとサイズが分かりづらいが、届いてみてびっくりした。デカい。
IMGP0293
 比較対象として並べたメルセデスのウニモグの全長が5.6mぐらいなので、横幅がおよそ23mぐらいはある…わけないか。いずれにせよデカイです。230mm×330mmなのでB4より一回り小さいぐらい。
 内容はもう、私がどうこう言うまでもございません。買ってよかった。読み応え100点。

 読了だけが読書じゃない。それは言い訳かもしれないが、厳然たる事実でもある。
 さて、張り切ってまいりましょう。

 ■ 心の免疫力を高める「ゆらぎ」の心理学(雄山真弓著/祥伝社新書)
 1/f界隈は最近どんな調子かと思って読み始めたものの中盤から実験結果の連発で途中下車。

 非線形科学 同期する世界 (藤本由紀著/集英社新書)
 最後まで読んだような読んでないような。あんまりはっきり覚えてない。カエルの求愛行動(鳴く)とホタルの求愛行動(お尻光る)は同じ求愛行動でも、同期の取り方が真逆っていうのだけ印象に残ってる。

 決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (横井軍平著/P-Vine Books)
 この本、世間では評判いいんですけどね、ファミコンという事業が上手いこといったからいいようなもんの、なんていうか、昔とった杵柄でいつまで餅ついとんねんっていう、鬱陶しい感じの爺の自慢話のオンパレードです。そりが合わんかった。

 天才たちの日課(メイソン・カリー著/フィルムアート社)
 これは面白くなかったから途中でやめたというよりは、時々ちょっとずつ読んでる感じで、現在進行形です。一気にがーーっと読破するようなタイプの本じゃない。ちびちび味わう系。内容はさすがフィルムアート社、面白い。

 春の数えかた(日高敏隆著/新潮社)
 これもいっしょ。時々一編、あるいは二編と読む感じの本。装丁とか髪の質感とかが内容と相まって、心穏やかな人になれます。ええ本です。

 ■ ドラえもん深読みガイド―てんコミ探偵団 (小学館ドラえもんルーム編)
 これもまた同じ。時々ペラペラめくっては、「へー」「ふーん」っていうタイプの本。漫画の画像部分が二値データじゃなくグレースケールになってるのがすごい残念。こだわって欲しかった。っていうかなんでなん?

 形態学 形づくりにみる動物進化のシナリオ (倉谷滋著/サイエンス・パレット)
 たしか、アゲインスト・リテラシーを読み始めたせいで止まってると思う。そのうちリスタートすると思う。思うのである。

 言葉と無意識(丸山圭三郎著)を読了。
 プロローグの一節が最高にイカしてた。
しかし私には、数学と神話、物理学と詩のいずれをも表すために用いる言葉は、二つであるように見えて実は一つであると思われる。それは光の秩序を維持するための<道具としての言葉>であると同時に、闇の豊穣から立ち昇る<情念の言葉>でもあるのだ。
 丸山、あんた最高だよ! そう、それだよ!

↑このページのトップヘ